VF750マグナでユーラシア大陸横断

2013年夏にバイクでユーラシア大陸を横断したときの話

ハバロフスク~チタ 二日目 2013/6/24

 

ハバロフスク~チタ 2100kmの行程、二日目です!どうぞ!

2013/6/24

朝7:30に起きる。彼らはかまどで火を焚いていたのだが、やばい。何でも燃やす。燃やせないものは無い。ペットボトルとかもガンガン燃やしていた。焼却炉の魔術師はロシアにもいた。
おれがプラスチックというロシア語を頭の中で探している間にどんどんペットボトルが溶けていく。


参考資料

いや、ペットボトルを燃やしちゃいけないって言うのは我々の先入観かもしんねえ。燃料にしている分エコなのかもしれないぞ??(混乱)
その火で沸かした茶とビスケットを朝飯に貰って出発。


ワンワン(ワンワン)

かわいいワンチャンが見送ってくれた。連れてってやれとか言われる。

残り1500km近く


とにかく走った。一回ガス欠した。一台車を止めると何台も助けに来た。フロントフォークと車をロープで縛り引っ張られた。

絶対、ずえええええええったああああああいに真似すんなよ。

FFは精密部品だから!そもそもバイクは牽引されるものではない
(ロシア人に助けてもらうときは何か部品を犠牲にする覚悟をしよう。)

25km程度。ロープのせいでバンパーに傷がついたようだ。(彼は何も言わなかったが。)ちゃんとお礼も出来ず彼らは行ってしまった。


辿り着いたガソリンスタンドの全く関係ない人たち


なんでこんな写真撮ったんだ?
 

残り500km近く


1000kmほど走ると景色がかわってきた。草原だ。すごくいい。


心にグッと来る。


自然の偉大さを感じずにはいられない。

10時。まだ明るいがテント泊をすることにした。脇道にそれてテントをたてる。建て方がわからん。一応、形にして、入る。


1000kmならここら辺りか

上の写真のGPSデータが無い・・ 機内モードにでもしちゃってたか??それか軍事基地の近くだから表示されない?? 時間はちょうど21:30。

就寝   ・・?


結局、怖くなってやめた。一人でキャンプは良くない。バイクに接近アラームでもあれば、良かったが。川沿いはロシア人がキャンプしてたりするので、そういう所でしようと思う。暗くなった。こういう時は走りたくない。
しかしチタまで行けば色々ある。そう思い、バイクを走らせる。
(怖くなった理由はこちら

いざいざチタへ


400kmほど走る。前方に雷が見える。雷へ向けひたすらバイクを走らせる。気分は古典的なRPGのようだ。

チタまで50-100km程度のところで雨。雷のところまできたようだ。
雨は体力を容赦なく奪っていく。休みたい

カフェに辿り着く。(このブログでよくカフェと書くが、軽食堂のことだ。国道沿いにあるドライブインのような店だ。トラック野郎向けの店だ。)


軌跡
トラックがたくさん止まっている、建物に入る。モーテルのようなものを期待したが・・ただの食堂だ。
ホテルは50kmほど行かないと無いとか。コーヒーを飲む。外に出ると雨は止んでいて、出発。


豚野郎!


何故二枚撮ったのだ

生き返った。身体が冷え切っていたのだが、また出発しなくては。
(同じくGPS情報が無い。時間は夜25:46。)

チタ着 (1500km走破)

 チタに着く。何も無い。すでに4時。スーパーみたいなのがあって、そこで金をおろしホテルをきく。よくわからんがあるらしい。
ホテルっぽいとこに行くと違った。(軍事基地だったかも。しかし軍人の割には優しく応対してくれた。)


チタ市街図
 
なんとか見つける。ベルを鳴らして人を呼ぶ。おばさんが出てきて部屋はないと。
スーパーに戻る。そこはWiFiがあってKindleでネット。ホテルは3つほどあるようだが、場所がわからん。

・・結局さっきのホテルに戻ってゴネる事に。ホテルに戻って、待つ。と言う。いつまで待てばいい、疲れた、あんた良いやつじゃないのかなどとロシア語で捲くし立てるとテレビのない部屋があると。24時間で3600円。助かった。
おせばいけるもんだ。そもそも部屋あるのに何故ダメだったのか。不審、めんどうに思われたのか。

5:30頃寝る。




これまでの軌跡。わかりにくい。



毎食パンとボルシとコーヒー
 
200kmほど満タンで走るバイクなのだがガス欠。東京から静岡まで国道1号を走って、一軒も無いような物。おそろしい。
 
iPadの充電ケーブル無くした。ドラクエで言うと30ほどレベルが下がった。
 
追い詰められると結構ロシア語話せる。6/24寝るときに虫刺されの多さにドン引き。


6/24 晴 少し雨 1435.5km

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vf750magna.hatenablog.com

 

以下汚い話。食事中は閲覧厳禁。

うんこの話



24日の朝にうんこしようとすると木立の中だといわれる。水洗でない。ぼっとんですらない。穴が掘ってある。くせえ。ドアもねえ。キャプテンがうんこ座りしてうんこしてる。待ってくれとジェスチャーされる。
昼に行った食堂でトイレ行こうとしてたずねると、「通りにある」と。やな予感的中。ぼっとん。やめる。(くさすぎた)
実に汚い話で、書いてる最中に実際気持ち悪くなった。
でもこれが現実で、しかも「トイレどこ?」→「通りにある」これはロシアの辺境に行った人たちの共通の話題なのだ。